概要
Amazon Web Services が提供するストレージサービス「AmazonSimple Storage Service (以下、Amazon S3)」との連携についての説明です。Amazon S3 バケットを WOVN に接続後、 ページ内のコンテンツを自動で翻訳し、翻訳した HTML ファイルを Amazon S3 にアップロードできます。
インフォメーション
Amazon S3 連携は、事前に WOVN で機能を有効にする必要があります。ご希望の方は、カスタマーサポートまでお問い合わせください。
インフォメーション
仕様変更の可能性がございます。詳細については カスタマーサポート までお問い合わせください。
目次
AWS IAMの設定をする
- AWS IAM の「Role の作成開始」を押下します
- 「Custom trust policy」を選択します
- 以下 JSON を貼り付けます
```swift
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Effect": "Allow",
"Principal": {
"AWS": [
"arn:aws:iam::140249473629:role/WovnProductionS3Integration"
]
},
"Action": "sts:AssumeRole",
"Condition": {
"StringEquals": {
"sts:ExternalId": "wovn-s3-integration"
}
}
}
]
}
```
注意
sts:ExternalId は、必ず任意の文字列に変更してください。設定した内容は、WOVNの S3 設定画面で再度入力します。
- 「Create policy」にて新規ポリシーの作成開始
- 「JSON」 タブに下記を設定します
```swift
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Sid": "VisualEditor0",
"Effect": "Allow",
"Action": [
"s3:ListBucket",
"s3:PutObject"
],
"Resource": [
"arn:aws:s3:::your-bucket",
"arn:aws:s3:::your-bucket/*"
]
}
]
}
```
arn:aws:s3:::your-bucket は、ご利用の S3 バケット名に変更します。その他設定項目は、お客さまのセキュリティポリシーにて設定を行い作成を完了してください。また上記の作成完了後、Role ARN
とsts:ExternalId
にて、WOVN管理画面より S3 の設定を行います。
WOVN S3 統合設定をする
- WOVN の「管理画面」>「設定」から、「外部ツールへの導入」を押下します
- 「S3設定」>「新しいバケット」を押下します
- 作成したバケットとロールに従って情報を入力後、「保存」を押下します
入力情報は以下を参照してください
項目 | 入力情報 |
ラベル |
任意の名前を設定してください。 例:本番環境、テスト環境 |
バケット名 |
ご利用のバケット名を記入します。 注意 |
リージョン |
AWS コンソールで、WOVN に接続する S3 バケットを開きます。「プロパティー」から、AWS リージョンコードをコピーして貼り付けます。 例: ap-northeast-1 注意 |
Role ARN |
AWS コンソールで、WOVN に接続するロールを開きます。アマゾンリソース名 (ARN) をコピーして貼り付けます。 例: arn:aws:iam::000000000000:role/WovnS3IntegrationRole |
外部ID |
「AWS IAMの設定をする」手順 3 項の JSON 「sts:ExternalId」で任意記述した ID を記載します。 例:wovn-s3-integration |
インデックスドキュメント名 |
index.html と記入します。「管理画面」> 「ページ」タブで登録したページ URL が以下のような場合、S3 にアップロードしたページ URL の末尾には index.html が付与されます。 例:https://site.com/news/で WOVN 管理画面に登録。 S3 アップロードするページ URL は、s3://news/index.html に変換されます。 |
翻訳したページを S3 バケットに手動アップロードする
翻訳の反映、編集方法については、「翻訳編集ページの使い方」参照してください。
- S3 にアップロードしたいページ URL を選択します
- 画面右下の「・・・」>「S3 にアップロード」を押下します
インフォメーション
S3 にアップロードするページは、翻訳されていることが前提条件です。管理画面上で翻訳を反映、公開してから S3 にアップロードしてください。また、管理画面上で翻訳が公開済みでも、S3 にページをアップロードしていないとサイト上に翻訳は反映できません。
翻訳したページを S3 バケットに自動アップロードする
注意
自動アップロードは「即時 UP」ではなく、「毎日 22 時の定時アップロード」となります
翻訳公開したページを、S3 バケットに自動アップロードできます。
- 「管理画面」>「設定」>「外部ツールの導入」>「S3 導入方法」から「設定」を押下します
- 「自動アップロード」を選択して「保存」を押下します
アクティビティログを確認する
ファイルアップロード時のアクティビティログをダウンロードできます。過去 90 日分のアクティビティログは、CSV データで確認できます。
-
「管理画面」 > 「設定」>「外部ツールの導入」を押下します
-
「S3 アクティビティログ」から「ダウンロード」ボタンを押下します
ダウンロードした CSV からは、以下の項目が確認できます。
項目 | 説明 |
バケット名 | S3 のバケット名 |
オブジェクト URL | 管理画面に登録しているページ URL |
言語コード | 翻訳言語 |
アクションタイプ | 「ページ設定」または「プロジェクト設定」のどちらを変更したか表示 |
アクション結果 | S3 アップロードが「成功」または「失敗」したか表示 |
トリガータイプ | 「手動」または「自動」のどちらでアップロードしたか表示 |
ユーザーメールアドレス | ご利用のメールアドレス |
アカウントメールアドレス | アカウントのメールアドレス |
作成日 | 更新した日付 |