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概要
WOVN では、通常、翻訳対象として登録された Webサイトの HTML 情報が自動的に抽出され、WOVN の管理するデータベースに格納されます。ここで発生する問題は、抽出すべきでないコンテンツが Webサイトに含まれている場合、それらの情報も WOVN に送信されてしまうことです。
これを避けるため、抽出すべきでないコンテンツに対して、翻訳抽出無視の設定を行います。
翻訳抽出無視箇所の選定・設定は、下記の観点で行います。
- 個人情報の流出対策:個人情報や企業機密といったセンシティブな情報を WOVN 側に取得させない
(対象コンテンツの例:お申し込み・お問い合せフォームの入力内容確認画面、マイページ、カート、チャット、等) - 翻訳文字数の節約:翻訳不要な動的コンテンツを翻訳することによる機械翻訳文字数の浪費を防ぐ
(対象コンテンツの例:時刻、在庫数、空席数、等)
弊社が提供する抽出無視タグ(data-wovn-ignore 属性)を挿入することで、WOVN の翻訳抽出対象外とすることができます。
インフォメーション
HTMLタグによっては、設定をしなくても自動的に抽出無視となるものもあります。
詳細は WOVNがサポートしているHTMLタグを参照してください。
インフォメーション
既にWOVNを導入済みのお客様は、引き続き「wovn-ignore 属性」を利用することが可能です。
抽出無視タグ(data-wovn-ignore 属性)の使い方
部分的に抽出無視する
Web サイトのコンテンツを部分的に抽出無視したい場合は、タグに「data-wovn-ignore」属性を挿入します。
例えば、"Hello" を抽出無視する場合は下記のようにします。
<div data-wovn-ignore>
Hello
</div>
例えば、"電話番号:XXX-XXXX-XXXX" のうち、番号部分のみを抽出無視とする場合は下記のようにします。
<div>
電話番号:<span data-wovn-ignore> XXX-XXXX-XXXX</span>
</div>
ページ全体を抽出無視する
HTML でページ全体を抽出無視する場合は下記のようにします。この場合、WOVN 管理画面のページリストにページが追加されなくなります。
<html data-wovn-ignore>
...
</html>
インフォメーション
ライブラリ方式とプロキシ方式の場合は、data-wovn-ignore 属性の挿入以外の方法でも、ページ全体を抽出無視することが可能です。
ライブラリ方式 では、wovn.ini ファイルでも抽出無視の設定ができます。詳しくは PHP ライブラリ を参照してください。
プロキシ方式 では、WOVN Proxy サーバーでも抽出無視の設定ができます。ご希望の際は テクニカルサポート までお問い合わせください。
その他の抽出無視設定方法
抽出無視ルール設定をする
抽出無視タグ(data-wovn-ignore 属性)を直接挿入できない場合や対象箇所が多すぎる場合、4 種類(タグ / クラス / 属性 / セレクタ)の指定を組み合わせて、抽出無視ルール設定ができます。
ルールが設定された HTML 要素は、翻訳対象として抽出されません。
詳細については、抽出無視ルール設定を参照してください。