スクレイピング、レポートでは、WOVN に対して翻訳するべきコンテンツの収集と、WOVN への通知の観点で説明しました。
次に、WOVN で翻訳(対訳の入力)が終わった後に、実際のコンテンツを翻訳する動きについて説明します。
スクリプト方式の場合
1. WOVN が導入されているページにユーザーがアクセスします。
2. スクレイピングとレポート送信が行われます。
ユーザーのブラウザから WOVN の CDN に対してデータのリクエストが行われます。
3. 翻訳データが取得されます。
このとき、まだページ上のコンテンツは元言語のままです。
ユーザーの選択言語が元言語の場合、これ以降の動作は発生しません。
4. 選択されている言語に応じて、すぐにコンテンツの置換作業が発生します。
取得した翻訳データは、元言語のタグ構造・テキストの位置が一致した箇所に対して、置換されます。
元言語に対応するコンテンツがない(=対訳はあるが、元言語でコンテンツを削除または内容を変更した)場合、置換は行われません。
ライブラリ方式の場合
1. WOVN が導入されているページにユーザーがアクセスします。
2. Webサーバーから WOVN の CDN に対してデータのリクエストが行われます。
3. 翻訳データが取得されます。
4. リクエストされた言語に対して、コンテンツの置換(言語切替)が行われます。
5. Webサーバーがユーザーのブラウザにレスポンスを返します。
6. 選択されている言語に応じて、すぐにコンテンツの置換作業が発生します。
取得した翻訳データは、元言語のタグ構造・テキストの位置が一致した箇所に対して、置換されます。
元言語に対応するコンテンツがない(=対訳はあるが、元言語でコンテンツを削除または内容を変更した)場合、置換は行われません。
ブラウザ上でページ読み込み完了後に、ウィジェットから言語を切り替えた場合は、ページのリロードやページ遷移はなく、瞬時に言語切替が行われます。
これは、ブラウザ上でページを読み込んだとき、既に WOVN の CDN から翻訳データの取得が完了しているため、取得済みの翻訳データを使ってテキストの置換が行われるためです。