自動コンテンツ取得機能

目次

• 概要
  • 方式 1：エンドユーザーレポート
  • 方式 2：WOVN サーバーサイドレポート
  • エンドユーザーレポートと WOVN サーバーサイドレポートの比較
• 設定方法
  • 画像を自動で取得する
  • 手動でコンテンツを取得する

概要

新規ページを追加した場合や、すでに登録されているページにコンテンツの追加・変更があった場合、どのように WOVN へ取り込むか設定できます。
Web サイトのコンテンツが頻繁に更新される場合に有効な機能です。

コンテンツ自動取得には大きく エンドユーザーレポートと、WOVN サーバーサイドレポートの 2 つがあります。

方式1: エンドユーザーレポート

WOVN を導入しているページにアクセスがあると、そのユーザーが閲覧しているページ上のコンテンツを WOVN サーバーへ送信します。ショッピングサイトや、SaaS ダッシュボードなど、ユーザーのクリックやスクロール操作によって自動で書き換わるコンテンツも自動で検知し、WOVN で翻訳できます。

メリット

Web サイトへ訪問するユーザーの行動によって自動で WOVN へコンテンツを送信して翻訳まで完了できるため、新しいコンテンツを頻繁にアップロードしたり、Web サイトのいたるところで更新が発生する場合はこの方式により、人気の高いページから WOVN へ取り込ませることができます

デメリット

Web サイトへ訪問するユーザーの環境によっては、ブラウザ拡張ツールや広告などをお客様の Web サイトへ自動で埋め込む外部ソフトウェアを利用していることがあり、そのコンテンツを WOVN が取得する可能性があります。その場合、Web サイトに本来存在しないコンテンツを取得・翻訳してしまう恐れがあります。

また、ログイン認証を必要とするページのコンテンツを取得できるようになる反面、機密情報または個人情報を含むコンテンツも取得できてしまうため、抽出無視タグ（data-wovn-ignore 属性）の設定や 抽出無視ルール設定 が必須です。

方式2: WOVN サーバーサイドレポート

WOVN を導入しているページにアクセスがあると、WOVN は自動でそのページにアクセスし、ページのコンテンツを取得します。コーポレートサイトや LP など、ユーザーによるログイン操作を必要としない Web サイトのコンテンツを WOVN が取得します。

メリット

エンドユーザーレポートとは対照的に、 WOVN が管理するブラウザによるコンテンツ取得なので、Web サイトに存在しないコンテンツを取得する恐れがありません。

デメリット

IP アドレス制限などを使っていて、WOVN サーバーからのアクセスを許可していない Web サイトは WOVN によるアクセスが弾かれてしまうため、コンテンツが取得できない可能性があります。その場合は WOVN における通信概要とアクセス制限解除について を参照し、アクセスを許可してください。

また、クリックやキーボード入力などの操作をしないため、ログイン認証など、Web サイトへ訪問するユーザーの操作が必要なページのコンテンツは取得できない可能性があります。

 

インフォメーション
WOVN サーバーと Web サーバー間の通信において、アクセス制限解除が必要なケースがあります。
WOVN における通信概要とアクセス制限解除についてをご確認いただき、必要な IP アドレスやドメインを許可してください。

 

エンドユーザーレポートと WOVN サーバーサイドレポートの比較

設定方法

WOVN 管理画面、「設定」→「詳細」にある「コンテンツ自動取得」から設定できます。

画像を自動で取得する

ON にすると、エンドユーザーレポート または WOVN サーバーサイドレポートの実行時に、サイトに表示される画像を自動的に送信します。画像を自動取得する設定にすると、言語にあわせて画像を差し替えする「画像置換機能」を簡単に設定できます。
画像置換の詳細な手順については、画像置換機能を参照してください。

インフォメーション
画像の自動取得を ON にするには、エンドユーザーレポート または WOVN サーバーサイドレポート のどちらかを ON にする必要があります。
2019 年 12 月以前に作成されたプロジェクトでは、エンドユーザーレポート、画像の自動取得ともに、初期設定で ON になっています。

手動でコンテンツを取得する

「保存＆公開」の右メニューバーにある「コンテンツ再取得」ボタンをクリックすると、最新の静的なコンテンツを手動で取得できます。