目次
概要
Event Reporting は、アプリケーションの設定ファイルに記述をすることで、アプリ全体のコンテンツを自動でWOVNへ吸い上げと翻訳ができる機能です。
翻訳対象
Event Reporting は、特定のライフサイクルイベントが発生した際に、現在の画面に対して自動的に翻訳を実行します。
主な翻訳タイミング: OSから viewWillAppear() 関数が呼ばれたとき及び subView が追加されたときに、自動的に翻訳が実行されます。
-
UIViewController.viewWillAppear
- 特定の画面が表示/読み込まれた後に呼び出されます。これは、画面ごとに1回トリガーされることを意味します。
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UIView.didAddSubview
- サブビューが特定のビューに追加されるたびに1回呼び出されます。これは、サブビューが追加されるたびにトリガーされることを意味します。
設定方法
AppDelegate に、アプリの起動時に Wovn.eventTypeReport(_isDebugAssertConfiguration()) interfaceをコールしてください。
func application(_ application: UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [UIApplication.LaunchOptionsKey: Any]?) -> Bool {
// ...
Wovn.eventTypeReport(_isDebugAssertConfiguration())
// ...
}
WOVN管理画面にコンテンツが取り込まれることを確認する
Event Reporting を設定完了後にアプリを起動し、元言語で画面ごとに10秒以上待機すると、表示している画面のコンテンツが WOVN へ送信されます。
インフォメーション
コンテンツを送信するには、アプリは起動していることが必須です。同じ画面で待機する必要はありません。
WOVN管理画面 で 「アプリ」→「iOS app」を選択し、一覧に新しいディスプレイが作成されていることを確認してください。
インフォメーション
管理画面に一覧表示されるディスプレイ名は、表示した画面に紐づくソースコードのクラス名です。
各ディスプレイを選択すると、翻訳管理画面を開くことができます。WOVNプロジェクトの初期設定では「自動機械翻訳&公開」がONになっているため、数分経過すると自動で機械翻訳と公開処理が行われます。
アプリ上で翻訳されることを確認する
翻訳が公開されている場合は、アプリを起動して言語を切り替えることで翻訳されることを確認できます。
インフォメーション
ディスプレイ一覧で「公開済み」ステータスになっていれば、そのディスプレイは1言語以上で翻訳が適用されています。
ディスプレイ内のバリューごとに翻訳公開状況を確認するには、翻訳編集ページでバリュー右下にある「●」の状況によって確認ができます。
言語を切り替える方法
WOVN は、初期設定で端末の言語設定を読み取って自動で言語を切り替えます。
言語切替ウィジェットを作成して、好きな言語を切り替えるには、ユーザーのタップイベントなどで下記コードを実行するようにアプリを実装します。
詳細は WovnクラスのchangeLang() メソッド を参照してください
```swift
Wovn.changeLang('en');
```
明示的に端末の言語設定に切り替える場合は、 Wovnクラスの changeToSystemLang() メソッド を参照してください
次に行う作業について
個人情報を取り扱うアプリでは、 かならず wovnIgnore を適切に設定してからアプリストアへ申請してください。
Event Reporting に対応していないコンポーネントを翻訳するには、 translateView() を使った方法で翻訳することができます。
Event Reporting に対応していないコンポーネントを翻訳する
Toast をもつコンポーネントを翻訳するには、下記ページを参考にしてください。
その他の機能要件に応じた実装をするには、下記目次も参照してください。