目次
概要
WOVN.app SDK では、Debugモードでビルドするか、設定ファイル(wovn.properties) に追加の設定を記述することでデバッグログを出力します。
このデバッグログを用いて、各種動作確認が可能です。
ログレベル
レベル |
出力範囲 |
---|---|
0 |
VERBOSE:すべてのログ |
1 |
DEBUG:開発者が使用する詳細なログ |
2 |
INFO:エンドユーザーや開発者が関心を持つ、アプリケーションの状況を表すログ |
3 |
WARN:エンドユーザーや開発者が関心を持つ、潜在的な問題を示すログ |
4 |
ERROR:アプリケーションを終了させる可能性のある非常に深刻なログ |
レポートの動作を確認する
デバッグログを有効にすることで、WOVN へ送信したレポートデータを出力できます。
注意
レポートログは、WOVN.app SDK から WOVNサーバーへ翻訳対象の文字列を送信したことを示します。ただし、途中経路のネットワーク障害などの理由により、かならずしも WOVN管理画面に文字列が登録されることを保証するものではありません。あくまで原因の切り分けに使用されるログであることをご理解ください。
loglevel を設定する
アプリを Debugモードでビルドしてください。
関連ログは Verbose レベルです。WOVN.app の Verbose Debug ログはDebugビルド時に出力されます。
または、 wovn.properties ファイルに下記設定を追加してください。
loglevel=0
これは WOVN.app SDK が出力するログレベルを調整する変数です。
0 を設定することで、verboseレベルを含めた全てのレベルのログが出力されます。
レポーティングの対象の文字列と、動作を確認する
アプリを起動し、翻訳対象の文字列を含んだ画面を開いてください。
数分経過すると、次のようなログが翻訳対象の文字列の分だけ出力されます。
V/WOVN: reported: ScreenName: {スクリーン名} Text: {翻訳対象の文字列}
翻訳対象の文字列のログを確認することで、
該当の文字列が WOVN.app SDK に読み込まれ、WOVNサーバーへ送信されることが分かります。
翻訳抽出無視設定の動作を確認する
デバッグログ有効にすることで、WOVN へコンテンツを送信させない設定が有効になっているか動作結果が出力できます。
ignore 対象を確認する
ソースコードに直接記述している場合
アプリを起動し、wovn-ignore を設定している画面を開いてください。
wovn-ignoreが設定コードが認識されたことを意味するログが、ignoreされたViewの数と同じ分、出力されます。
ViewのIDは、Androidが採番した16進数が出力されます。
V/WOVN: ignore set: ID: {viewのID} ClassName: {viewのクラス名}
設定ファイルに ID を指定している場合
アプリを起動すると、以下のログが設定された ID の数だけ出力されます。
WOVN.app SDK が wovn-ignore の設定を認識していることを意味するログです。
View の ID は、名前と数字の両方が View ID(Android が採番した 16進数) の形で出力されます。
V/WOVN: ignore set by ID ID: {ViewのID} for ScreenName: {スクリーン名}
ignore の動作を確認する
アプリの起動後、対象画面を開くと以下のログが ignore された View の数と同じ分、出力されます。
ignore 対象の文字列が WOVNサーバに送信されず、翻訳もされないことを意味するログです。
view の ID は、Android が採番した16進数が出力されます。
ignore 対象の文字列部分は、View がテキスト要素を持つ場合に表示します。
ソースコードに直接記述している場合
V/WOVN: ignored ID: {viewのID} ClassName: {viewのクラス名} ScreenName: {スクリーン名} Text: {ignore対象の文字列}
設定ファイルに ID を指定している場合
V/WOVN: ignored by ID ID: {viewのID} ClassName: {viewのクラス名} ScreenName: {スクリーン名} Text: {翻訳対象の文字列}