概要
このページでは、WOVN プロキシ方式の導入の流れについて説明します。
プロキシ方式の導入パターン ごとに詳細な流れを記載しており、技術者向けの内容となっています。
簡易的な流れを確認したい場合は、 プロキシ方式の導入の流れ [簡易版] を参照してください。
インフォメーション
プロキシ方式については、「プロキシ方式における動作概要」「プロキシ方式の導入パターン」「プロキシ方式のよくあるご質問」も参照してください。
目次
プロキシ方式の導入パターンごとの導入の流れ
CDN パターン
事前確認事項
- X-Wovn-Host / X-Wovn-Auth をリクエストヘッダーに追加可能であること
- 指定パス (例: /en/ ) で CDN のオリジン設定の転送先変更が可能であること
ご提供頂く情報
- 翻訳対象ドメイン(検証環境・本番環境)
※ご利用環境によって追加の情報が必要になる場合があります。
主な手順と担当
- 翻訳対象ドメイン情報を WOVN へ提供(お客さま)
- WOVN Proxy サーバーの設定(WOVN)
- WOVN Proxy サーバー接続情報の提供(WOVN)
- 翻訳言語のパスで CDN のオリジン設定を変更(お客さま)
- X-Wovn-Host / X-Wovn-Auth のリクエストヘッダーを追加設定(お客さま)
- 元言語ページへ WOVN スクリプトを追加(お客さま)
- 元言語ページへ SEO タグ hreflang を追加(お客さま)
インフォメーション
sitemap.xml をお持ちの場合は、sitemap.xml を WOVN で多言語化可能なため、7. の hreflang の挿入は省略可能です。
その場合、多言語化された sitemap.xml へのパスを robots.txt に追加する必要があります。
インフォメーション
翻訳ページを表示するには別途、WOVN 管理画面での機械翻訳実施やページ公開が必要となります。
DNS パターン
事前確認事項
- 翻訳対象ドメインに、CNAME 種別で 例:en.www.example.com 等のサブドメインの追加が可能であること
ご提供頂く情報
- 翻訳対象ドメイン(検証環境・本番環境)
- 転送先ドメインもしくは固定 IP アドレス
主な手順と担当
- 翻訳対象ドメイン情報を WOVN へ提供(お客さま)
- WOVN Proxy サーバーの設定(WOVN)
- WOVN Proxy サーバー接続情報の提供(WOVN)
- SSL/TLS 証明書発行用ドメイン所有権確認レコードの追加(お客さま)
- 翻訳対象ドメインのサブドメインを追加設定(お客さま)
- 元言語ページへ WOVN スクリプトを追加(お客さま)
- 元言語ページへ SEO タグ hreflang を追加(お客さま)
インフォメーション
sitemap.xml をお持ちの場合は、sitemap.xml を WOVN で多言語化可能なため、7. の hreflang の挿入は省略可能です。
その場合、多言語化された sitemap.xml へのパスを robots.txt に追加する必要があります。
インフォメーション
翻訳ページを表示するには別途、WOVN 管理画面での機械翻訳実施やページ公開が必要となります。
Web サーバー設定パターン
事前確認事項
- Apache(mod_proxy,mod_ssl,mod_headers)/Nginx 等の Web サーバーの設定追加変更が可能であること
ご提供頂く情報
- 翻訳対象ドメイン(検証環境・本番環境)
主な手順と担当
- 翻訳対象ドメイン情報を WOVN へ提供(お客さま)
- WOVN Proxy サーバーの設定(WOVN)
- WOVN Proxy サーバー接続情報の提供(WOVN)
- Web サーバーにて翻訳言語のパスをWOVNプロキシへ転送設(お客さま)
- X-Wovn-Host / X-Wovn-Auth のリクエストヘッダーを追加設定(お客さま)
- 元言語ページへ WOVN スクリプトを追加(お客さま)
- 元言語ページへ SEO タグ hreflang を追加(お客さま)
インフォメーション
sitemap.xml をお持ちの場合は、sitemap.xml を WOVN で多言語化可能なため、7. の hreflang の挿入は省略可能です。
その場合、多言語化された sitemap.xml へのパスを robots.txt に追加する必要があります。
インフォメーション
翻訳ページを表示するには別途、WOVN 管理画面での機械翻訳実施やページ公開が必要となります。
参考情報
AzureCDN をご利用の場合の導入について
下記は、AzureCDN をご利用の場合に CDN パターン設定の参考ドキュメントです。
- 転送先エンドポイントの追加
Origin host header は WOVN Proxy サーバーのドメインに変更してください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cdn/cdn-create-endpoint-how-to#create-a-new-content-delivery-network-endpoint - 指定パスでの転送先変更について
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cdn/endpoint-multiorigin#override-origin-group-with-rules-engine - 要求ヘッダーの追加について
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cdn/cdn-standard-rules-engine-actions#modify-request-header
AWS CloudFront をご利用の場合の導入について
下記は、AWS CloudFront をご利用の場合に CDN パターン設定の参考ドキュメントです。
弊社からご案内する各種設定情報を元に、下記の CloudFront のドキュメントを確認の上、設定してください。
- CloudFront で転送先の設定
弊社からご案内する WOVN Proxy サーバードメインへ転送するよう設定してください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudFront/latest/DeveloperGuide/distribution-web-values-specify.html#DownloadDistValuesOrigin - CloudFront でURLパスごとに転送先を変更する設定
/en/ 等の翻訳言語のパスを、WOVN Proxy サーバーへ転送するよう設定してください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudFront/latest/DeveloperGuide/distribution-web-values-specify.html#DownloadDistValuesPathPattern - CloudFront のオリジンリクエストポリシー AllViewerExceptHostHeader の設定
CloudFront から WOVN Proxy サーバーへ転送する際に、Host ヘッダーが WOVN Proxy サーバーのドメインである必要があります。Host ヘッダー以外を転送するように設定してください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudFront/latest/DeveloperGuide/using-managed-origin-request-policies.html#managed-origin[…]ept-host-header- AllViewerExceptHostHeader の設定上の注意点:
オリジンリクエストポリシーを AllViewerExceptHostHeader に設定する場合、キャッシュポリシーで、キャッシュキー設定のヘッダーに Host ヘッダーが含まれていないことを確認してください。
キャッシュポリシーで転送を許可したヘッダーは、オリジンリクエストポリシーで転送を拒否したヘッダーよりも優先されます。
キャッシュポリシーで Host ヘッダーを含まないように設定してください。
- AllViewerExceptHostHeader の設定上の注意点:
- CloudFront からのリクエストでのカスタムヘッダーの追加設定
弊社からご案内するリクエスト用のカスタムヘッダーを転送時に追加してください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudFront/latest/DeveloperGuide/add-origin-custom-headers.html